(2022年開催)

「名探偵コナン・関門海峡ミステリーツアー」旅行記

 

JR西日本が毎年開催している「名探偵コナン・ミステリーツアー」。オリジナルストーリーの事件の犯人を,現地の観光地を巡ってヒントを集め(各場所で情報を集め推理をしている,という感じです)推理するという企画です。前回の金沢から3年ぶりの開催になりました。今年も開催されないのでは,と思っていたら広島駅でポスターを見かけたので,さっそく行ってきました。

 「名探偵コナン・関門海峡ミステリーツアー」(2022/7/1から2023/2/19まで開催)

通常,これは観光も楽しむ物なのできっぷ自体は3日間の効力があります。ですが,今回は日帰りでの挑戦です。理由は単純で「休みが1日しかないから」。6月中旬にポスターを見つけたときには7月中旬までの休みが決まっていましたからできるだけ早く参加するには日帰りの選択しかなかったわけです。そして今回のもう一つの挑戦(?)が,広島と新山口からしか設定がないのですが,『ひかり・こだま限定特別価格』での参加です。これ,ねだんが安い代わりに往復の新幹線ののぞみ、さくら、みずほが利用できないことと,乗車変更ができないというルールがあります。熟考に実行を重ねた結果

行き:こだま833号(広島7:35→新下関8:38)

帰り:こだま860号(小倉16:51→広島18:25)

できっぷを購入。全行程を8時間弱という強行軍に挑戦しました。なお,このきっぷのルールとして指定列車に乗り遅れた場合は『乗車券のみ有効』となるので,16:51に間に合わなければ小倉→広島の自由席特急料金の3,400円がかかってしまいます。

 

 前置きがながくなりましたが,今後、このきっぷで広島からの参加を考えている方は参考にしてください。

 

2022年7月7日午前6時40分 自宅出発

 7:35広島発→8:38新下関着

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のきっぷはこんな感じです。「かえり券」が大活躍します(指定の観光地で見せれば利用料がタダに。指定区間のバスで見せれば運賃タダ。もちろんJRも指定区間乗り降りし放題)。こだま833号は500系だったんですね。時間がなく,先頭を写すのはできませんでした。

 

8:38新下関着→8:44新下関発→8:54下関着(スタートポイント)

ご存じかもしれませんが,新下関駅は新幹線と在来線が離れているので6分の連絡時間でも油断はできません。無事間に合い,スタートポイント下関駅に到着。9:00の案内所のオープンを待ち,ツアーキットを入手。

 

 

ⓒ青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS1996

「ようこそ」の看板はおそらく新下関や小倉でもあるはずですが,今回は急いでいて確認できず。スタートポイントの位置はちゃんと掲示物で教えてくれるので迷いません(新下関や小倉駅では確認できませんでしたが,おそらく掲示があると思われます)。ツアー切ったを入手したらバス乗り場に向かいます。

 

9:09下関駅→9:34城下町長府→9:40長府観光会館(スタンプポイント@/4)

→10:00長府毛利邸(チェックポイント@/6)

スタンプポイントというのはヒントのあるチェックポイントとは別にこれを4か所回るとスマホの壁紙と推理のためのスペシャルヒントが入手でき,さらにゴールポイントで4つ集めて表示できる壁紙のスマホ画面を見せることでクリアファイルがゲットできるという企画です。このポイントの場所はAIが設定するとのことですが,後から任意に変更できます(ただし,長府,下関,門司,小倉の各ゾーンから1つずつ)。僕はチェックポイントに近いところに設定しました。

 

ⓒ青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS1996

スタンプは設置されているスタンプ(インクは付いていません。右の写真のようになっています)をスマホ画面にスタンプすることで「デジタルスタンプ」がゲットできる仕組みです。このとき、スタンプをグッと押し付けるのではなく,ポンっというように短時間で離すといいようです。なかなかうまくいかない場合もありますが,根気よく試してみましょう。どうしてもだめなら施設の人にパスワードを聞けばよいようです。

毛利邸への道、迷いかけましたので案内しておくと,さきほどの「観光会館」横の川沿いの道(会館側からも橋が架かっていました)を写真左の左右に水戸が分かれるまで進み,端の方へ(右へ)進みます(柱にも「毛利邸」とあります)次の交差点の左前方が毛利邸です。邸内に入るには料金がかかりますが「かえり券」の提示で無料になります。写真右のようにヒントの掲示物があります。が,ここのヒント,僕は肝心な部分を見損ねるところでした。同じ部屋にいた方(この方もツアー参加者でした)に「○○○○○○」と言われて無事ヒントをゲット。ここのヒントは「しっかり確認すること」です。不審に思ったらいろいろしてみてください。

 

10:15城下町長府→10:29御裳川(みもすそがわ)

→10:50関門トンネル人道門司側入口(チェックポイントA/6)

今回間違いなく失敗だったのは「着替えを持ってこなかったこと」。この時点ですでに肌着がずぶぬれ状態。これは危ないな,と思い,意識して水分をとるようにしましたが,実は「意識し始めたときにはすでに遅い」ですね。熱中症になってくると「汗をかかなくなってしまう」ので(これだけが症状ではないですが),一つのサインになりますね。毛利邸に向かっているときには腕から汗が噴き出していたものの,人道トンネルでは汗は出ていなかったように思います。みなさんも,夏場の捜査での熱中症には十分気を付けてください。

人道トンネル,国道なんですよね。ヒントがある門司側までを往復して約1.6km!ヒントを無事発見?はじめは○○○○の掲示物かと思ったのですが確かにヒントでした。ここで何かするみたいですが……。

 

11:14御裳川→11:19唐戸→11:25カモンワーフ(チェックポイントB/6)

→11:35旧下関英国領事館(スタンプポイントA/4)

カモンワーフではヒントこそすぐに発見できたものの,それを撮影するのに手間取ってしまい時間がかかってしまいました(なぜ手間取ったのかは現地の状態を見ていただければ推察できると思います)。前の,人道トンネルのヒントから考えると,ここのヒントも何気なく重要な気がしますが……(なお,現時点でツアースト−リーは読んでいません。このあとじっくり推理したいと思っています)。ちなみに6つあるチェックポイントはどこから回ってもよいです。カモンワーフでは3階の事務所で「かえり券」を見せればここで使える200円券がもらえるそうです。今回は先を急ぐのでパスしてしまいました。近くの旧英国領事館で2つめのスタンプゲット。

 

11:39唐戸→11:46下関駅→12:00海峡ゆめタワー(チェックポイントC/6)

ゆめタワーまで時間がかかると思ったらタワーの周りを1周回っていたようでした。毛利邸でも少し長く歩いてしまったし,ここでも余計な体力を消耗してしまった。タワー30階は眺望の良い展望台になっています。ここにヒントがあります。ここのヒントは複数あるようで28階にもいくつかあります。28階に降りてももう一度30階に戻れるので30階のヒントを見つけきれていないのかな?と思われても一度28階に降りてみられるとよいかもしれません。ここで記念メダルを発売していた(自販機を発見した)のでゲット。こういうの,好きなんですよ。隣の刻印機,なんと100円!昔は20円だった気がしますが……。

 

12:30海峡ゆめタワー→12:40下関駅(昼食休憩)

人道トンネルではビタミンドリンク,ここではスポーツドリンクを購入,さらには昼食にはシェイクで体を冷やす作戦に。とにかく何はともあれ水分補給!ロッテリアのリブサンド,久しぶりに食べました。昼食をしながらJRの時刻を確認。13:12発があるようです。門司港13:33着で次の電車が発車する14:06までに戻ってこられるといいな,と思っていたのですが……。

 

13:12下関→13:19門司着→13:25門司発→13:33門司港着

→13:35門司港駅(スタンプポイントB/4)

→13:45関門海峡ミュージアム(チェックポイントD/6)

スタンプするのに少し手間取りました。駅の人を呼ぼうかと思っていた矢先に何とかスタンプ成功。コツをつかんだと思ったのに難しいですね。さて、ここからミュージアムまでは徒歩5分?じゃないですね,この距離は。10分くらいかかってミュージアムに着きましたが,ヒントがあるところまでかなり歩かされるので14:06までに戻ることは断念しました。ヒントは無事発見できましたが,ここのヒントはこれだけでは意味がないようで,もう一つ手掛かりになるものを見つける必要があるようです。最も,それを忘れてもネットで調べれば分かると思いますので,調べるのを忘れたという方はネットで調べてみてください。このミュージアム,いろいろと面白い体験ができるようですので,時間がゆっくり取れる方は楽しんでみられるといいでしょう。

 

14:10関門海峡ミュージアム→14:25門司港着→14:40門司港発→14:54小倉着

→15:20小倉城天守閣(チェックポイントE/6)

門司港駅に戻る途中,船着き場を発見。唐戸まで出ている模様。400円は別にかかりますが,船でショートカットというのもいいかもしれませんね。小倉駅近くのビジョンで気温30℃とのこと。確かに猛暑とまでは感じませんでしたが、それでも昼食時に確認した万歩計はすでに15000オーバー。これだけ歩くと堪えますわ。門司港駅ではコンビニで飲むアイスを購入。再び体を冷やす。このアイスとこの間の少し長めの休憩が良かったのか,小倉城への道中では汗をかいてきたので少しは回復したようです。それでもまだ延々と歩かされる。前のツアーのときは庭園がチェックポイントでしたが,今回は天守閣。最後のヒントも無事ゲットできましたが,この人たちの話を「証言」というのはどうかと……(どういうことかは現地で確認してみてください)。ここ小倉城にも記念メダルが。しかし先にゆめタワーで購入しているのでここのはパス。ただ,刻印機はなんと30円で利用できる。こっちにすればよかった,と無理なことを後悔する。

 

15:40小倉城→15:55小倉駅・お土産街道(スタンプポイントC/4)

→16:00小倉駅観光案内所(ゴールポイント)

→16:51小倉発→18:25広島着

ⓒ青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS1996

最後のスタンプもゲットしてゴールポイントへ。観光案内書は上に行く階段を過ぎてすぐです。受付の人にスマホの画面を見せてクリアファイルを無事ゲット。どこから来られたんですか?と声をかけられたので「広島から」というと,遠くからよく来られました,と労ってくれました。こういうのはうれしいですね。家族へのお土産を買う時間も十分取れて予定のこだまへ。今度はレールスターでした。ところで,この次が「博多行き」になっていますね。博多−小倉で折り返し運転する列車の場合,ここ下り方面乗り場から博多行きが出ることがあります。レールスターの車内のトイレでびしょびしょになった肌着だけでも脱ぐことに。もっと早く脱いでおくべきですね。

帰宅は19時ごろ。歩数計の表示はなんと23500!歩行距離は16kmを超えています。そりゃ熱中症になりますわ。みなさんは,特に真夏にお出かけになる場合は「決して無理をなさいませんよう」。日帰りは比較的簡単にできましたが,休み休み行動するのが吉,ですね。さて,今から推理をしましょうか……。これだけヒントが集まれば楽勝……?

 

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